シャーメゾン自慢の耐震性「ユニバーサル・フレームシステム」とは?
日本に住む以上、地震対策は不可欠ですが、最も重要なのは住まいの耐震性です。積水ハウスの賃貸住宅「シャーメゾン」は、その耐震性の高さで多くの人々から信頼を集めています。特に、積水ハウスが独自に開発した「ユニバーサル・フレームシステム」は、耐震性能を飛躍的に向上させる画期的な技術です。この記事では、その詳細を解説します。
シャーメゾンが採用する「耐震等級3」とは?
「ユニバーサル・フレームシステム」によって実現される「耐震等級3」とは、住宅性能表示制度における最高ランクの耐震等級です。各等級の基準は以下のとおりです。
耐震等級1:震度6強~7の地震で倒壊・崩壊しない
耐震等級2:耐震等級1の1.25倍の強度
耐震等級3:耐震等級1の1.5倍の強度
耐震等級3の建物は、大地震が発生しても軽微な補修で住み続けられるレベルとされ、防災拠点となる消防署や警察署と同等の耐震基準を満たしています。つまり、シャーメゾンは大地震時にも安心して住み続けられる賃貸住宅なのです。
「ユニバーサル・フレームシステム」の特徴
「ユニバーサル・フレームシステム」は、C型鋼の軸組とH型鋼の梁で構成された軽量鉄骨軸組ブレース構法です。この構造は50年以上にわたって維持され、高い耐震性を発揮しています。
特徴1:通し柱不要の設計
1階の間取りに影響を受けず、2階のレイアウトを自由に設計が可能。
大開口や吹き抜けを実現!
特徴2:デザイン性と耐震性の両立
2015年「グッドデザイン賞」受賞。
安全性と開放的な空間デザインを両立!
地震エネルギーを吸収する制震システム「シーカス」
「ユニバーサル・フレームシステム」を支えるのが、独自の制震システム「シーカス」です。シーカスの仕組みは以下のとおりです。
・K型に組み込まれたシーカスダンパーが地震の揺れを熱エネルギーに変換し吸収
・建物の変形を約1/2に抑制し、内外装の損傷を軽減(※同社耐震構造との比較)
・震度7の大地震や繰り返す余震にも対応
この効果を支えているのが、特殊高減衰ゴムを採用したダンパーです。このゴムは温度や経年変化の影響を受けにくく、長期間にわたり制震効果を持続します。
また、2013年には、耐力壁と「シーカス」を同じ位置に配置できる「ハイブリッド・シーカス」を開発。これにより、大空間設計が可能になりました。
「シーカス」の強度は国も認定
積水ハウスは、「シーカス」の強度を証明するために、実大モデルの振動実験を245回実施しました。最終的には兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)の約10倍の揺れにも耐え、倒壊しないことが確認されています。その結果、「シーカス」は国土交通大臣認定を取得しました。
まとめ
「ユニバーサル・フレームシステム」と「シーカス」の組み合わせにより、シャーメゾンは耐震等級3の強靭な耐震性能を実現しています。これにより、
・大地震でも倒壊しない強固な構造
・デザイン性と開放感を両立
・長期的に持続する制震効果
といった特徴を備え、安全かつ快適な住環境を提供しています。地震大国でも安心して暮らせるのがシャーメゾンなのです!