賃貸物件に申込する時って何を用意すればいいの?
みなさん、こんにちは。
今回は外国籍の方が賃貸物件に入居申し込みをする場合、入居審査で何を聞かれるのか、どういった書類・情報の提出を求められるのか、といった点に関してお話ししたいと思います。
①申込時に求められる情報
【申込者】
・氏名 ・フリガナ ・現住所 ・携帯番号 ・生年月日
・転居理由 ・国籍
・入居希望日
<社会人の場合>
・勤務先名 ・勤務先住所 ・勤務先電話番号 ・所属部署 ・役職
・年収 ・勤続年数 ・勤務先の業種
<留学生の場合>
・学校名 ・通学先住所 ・通学先電話番号 ・卒業予定年月日
※上記情報に加えて、過去の日本滞在歴がどのくらいか、日本語がどの程度話せるか、といったことも聞かれることが多いです。
【入居者】
・入居人数
・各入居者の詳細および続柄
【日本国内の緊急連絡先】
・氏名 ・フリガナ ・現住所 ・携帯番号 ・生年月日
・申込者との続柄
※管理会社にもよりますが、日本国内の緊急連絡先に関しては日本人もしくは日本語でコミュニケーションが取れる方などの指定をされることが多くあります。部屋探しの前に、日本人の知人などに緊急連絡先になってもらう同意を得ておくと申込の際スムーズです。
【母国の緊急連絡先】
・氏名 ・フリガナ ・現住所 ・携帯番号 ・生年月日
・申込者との続柄
②申込時に提出を求められるもの
【申込者】
<申込者が社会人の場合>
・申込者のパスポートの写し
・申込者の在留カードの写し
・申込者の収入証明
<申込者が留学生の場合>
・申込者のパスポートの写し
・申込者の在留カードの写し
・申込者の学生証の写し
【入居者】
複数人数での入居の場合、同居者の身分証の写しの提出も求められる場合があります。
※収入証明に関して
会社員の方で昨年と勤務先が変わっていない場合は、昨年分の源泉徴収票の写しを提出します。
個人事業主の場合、確定申告書の写しや課税証明書の写しを提出します。
また、転職などでこれから次の職場で働き始めるといったケースの場合は、雇用契約書や内定通知書の写しを提出します。
※学生申込に関して
家賃の支払い能力を確認するために母国の親の収入証明や銀行の残高証明などを求められる場合があります。
また、その他に奨学金などをもらっている場合にはその写しを提出してください。
③日本の銀行口座に関して
基本的に入居後の家賃の支払いは日本の銀行口座からの自動引き落としでの支払いというケースが多いです。
申込の時に日本の銀行口座の情報を求められることは稀だと思いますが、契約時には口座振替申込のために口座情報を求められることが多いので用意しておきましょう。来日したばかりでまだ日本の銀行口座を持っていないという場合は、申込時にその旨を管理会社に伝えたうえで、入居後なるべく早く手続きができるように早めに口座開設をしましょう。
④海外からの申込に関して
日本国外からの申込を受け付けている物件というのがそもそも限られますので、ご注意ください。
海外からの申込が可能な場合でも日本の長期滞在ビザが下りていないと申込はできません。ビザ取得後に申込が可能になります。
申込時にはビザ取得の証明の提出が必要になります。また、日本入国後には、在留カードの写しや日本の携帯番号、日本の銀行口座などの情報を追加で提出することが求められます。
入国前の段階で希望の部屋が見つからない場合は、一旦マンスリーやシェアハウスなどの短期向けの部屋に入居して、来日してから改めて長期入居用の部屋を探すことをオススメします。
⑤ハンコに関して
最近は紙面ではなく電子契約が増えてきたり、紙面の契約の場合でもハンコではなくてサインでも良いというケースも増えています。とは言え、日本では契約時にサインではなくハンコで捺印する慣習があり、今でも契約時にハンコを求められることが少なくありません。お部屋の申込の際には、契約時にハンコが必要か確認して、もし必要であれば早めに用意しておきましょう。
いかがでしょうか?
もちろん個別の案件ごとに細かい部分は異なりますが、上記の内容を押さえておけば部屋の申込の時に入居審査をスムーズに進めることができると思いますので、ぜひ参考にしてくださいね。