
日本で学ぶ外国ルーツの子どもたち ― 日本語教育の現場で今起きていること ―
はじめに
近年、日本で暮らす外国人が増えています。それに伴い、日本の学校で学ぶ外国ルーツの子どもたちも年々増加しています。
文部科学省の2025年度調査によると、日本語指導が必要な公立小・中・高校などの児童生徒は8万4,759人となり、過去最多となりました。これは、日本社会がますます国際化していることを示す一方で、学校現場には新たな課題も生まれていることを意味しています。
今回は、日本語教育の現状と、外国ルーツの子どもたちを取り巻く環境について考えてみたいと思います。
増える外国ルーツの子どもたち
日本で生活する外国人は年々増加しています。留学や就職だけでなく、家族とともに日本で暮らす人も多くなっています。
そのため、日本の学校では中国やベトナム、フィリピン、ネパール、ブラジルなど、さまざまな国や地域にルーツを持つ子どもたちが学んでいます。
今回の調査では、日本語指導が必要な子どもが1人以上いる公立学校は全体の約4割に達しました。また、100人以上の支援が必要な子どもが在籍する学校も28校ありました。
外国ルーツの子どもたちは、もはや一部の地域だけではなく、日本全国の学校で共に学ぶ存在となっています。
言葉の壁がもたらす不安
日本語が十分に分からないまま学校生活を始めることは、子どもにとって大きな不安です。
授業で先生の話が理解できない、教科書が読めない、友達と会話ができないなど、さまざまな困難に直面します。
例えば、算数の計算はできても問題文の意味が分からなければ答えを出すことはできません。また、自分の気持ちを伝えられず、孤独を感じることもあります。
言葉の壁は学習だけでなく、子どもたちの心にも影響を与えるのです。
この2年間でさらに増加
文部科学省の調査は2年に1回行われています。
前回の2023年度調査と比べると、日本語指導が必要な子どもは1万5,636人も増えました。また、そのような子どもが在籍する学校も1,545校増えています。
この数字からも、日本語教育の必要性がますます高まっていることが分かります。
学校では日本語指導を行う先生や支援員の配置、多言語による保護者への案内など、さまざまな取り組みが進められています。しかし、子どもの増加に支援体制が追いついていない地域も少なくありません。
見えにくい課題もある
今回の調査では、もう一つ気になる結果がありました。
外国籍の子どもの中で、学校に通っているかどうか確認できない子どもが1万39人いることが分かったのです。
何らかの事情で学校につながっていない子どもがいる可能性があります。教育を受ける機会を十分に得られないまま成長してしまうことは、本人にとっても社会にとっても大きな課題です。
子どもたちが安心して学べる環境を整えるためには、学校だけでなく地域や行政、家庭が協力しながら見守ることが大切です。
多文化共生の時代へ
日本語教育は単に日本語を教えることだけではありません。
子どもたちが友達をつくり、自信を持って学び、自分の夢に向かって成長するための支えでもあります。
また、日本人の子どもたちにとっても、異なる文化や価値観に触れることは大切な学びになります。お互いの違いを認め合い、助け合う経験は、これからの社会に欠かせない力となるでしょう。
おわりに
日本語指導が必要な児童生徒が過去最多となったことは、日本社会が大きく変化していることを示しています。
外国ルーツの子どもたちは、日本の未来を担う大切な仲間です。言葉や文化の違いがあっても、誰もが安心して学び、成長できる環境づくりが求められています。
一人ひとりの子どもが笑顔で学校生活を送れるように、社会全体で温かく支えていくことが、これからますます重要になっていくでしょう。
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中国語
在日本学习的外国背景儿童 — 日本语教育现场正在发生什么?
前言
近年来,在日本生活的外国人不断增加。与此同时,在日本学校就读、拥有外国背景的儿童也越来越多。
根据日本文部科学省2025年度的调查,需要接受日语指导的公立小学、初中和高中学生人数达到84,759人,创下历史新高。这一数字既反映了日本社会国际化程度的不断提高,也说明学校教育现场正面临新的课题。
本文将带大家了解日本语教育的现状,以及外国背景儿童所面临的学习环境。
不断增加的外国背景儿童
如今,在日本生活的外国人越来越多。除了留学和就业之外,越来越多的人选择与家人一起长期居住在日本。
因此,日本的学校里聚集了来自中国、越南、菲律宾、尼泊尔、巴西等多个国家和地区的儿童。
本次调查显示,约40%的公立学校中都有至少1名需要日语指导的学生。此外,还有28所学校需要接受日语支援的学生人数超过100人。
这说明,外国背景儿童已经不再只是集中在部分地区,而是遍布日本全国,与日本孩子一起学习和成长。
语言障碍带来的不安
对于刚来到日本的孩子来说,在日语能力尚未成熟的情况下开始学校生活,往往会感到不安和压力。
他们可能会遇到听不懂老师讲课、看不懂教材内容、难以与同学交流等问题。
例如,即使数学计算能力没有问题,如果无法理解题目的意思,也很难做出正确答案。又或者,因为无法表达自己的想法而感到孤独和无助。
语言障碍不仅影响学习成绩,也会影响孩子的心理状态和自信心。
两年间人数大幅增加
文部科学省每两年进行一次相关调查。
与2023年度相比,需要日语指导的儿童增加了15,636人。同时,拥有此类学生的学校数量也增加了1,545所。
这些数字表明,日本语教育的重要性正在不断提升。
目前,许多学校已经开始配置日语指导教师和支援人员,并向家长提供多语言通知和说明资料。然而,在部分地区,现有支援力量仍难以满足不断增长的需求。
还有一个不容忽视的问题
此次调查还发现了一个值得关注的现象。
在拥有外国国籍的儿童中,有10,039名儿童无法确认是否正在接受学校教育。
由于搬家、回国或其他原因,部分儿童可能没有与学校建立联系。对于这些孩子来说,如果长期无法接受教育,不仅会影响日语学习,也可能影响未来的发展和社会融入。
因此,除了学校之外,地方政府、社区以及家庭之间的合作也显得尤为重要。只有共同关注,才能帮助每一个孩子获得平等的学习机会。
迈向多元文化共生社会
日语教育不仅仅是教会孩子说日语。
更重要的是帮助他们交朋友、建立自信、实现梦想,并顺利融入社会。
与此同时,对于日本孩子来说,接触不同国家和文化背景的同学,也是一次宝贵的学习机会。学会尊重差异、理解彼此、相互帮助,将成为未来社会不可或缺的能力。
结语
需要接受日语指导的学生人数创下历史新高,这反映出日本社会正在经历深刻的变化。
拥有外国背景的儿童,是日本未来的重要组成部分。无论语言、文化还是国籍有何不同,每个孩子都应该拥有安心学习和健康成长的机会。
为了让更多孩子能够带着笑容走进校园,日本社会需要进一步完善教育支援体系,共同营造一个包容、多元、充满温暖的学习环境。